ローカルの調律師さんがどのような調律をしたか聞くと、ほとんどが「30分~1時間で帰って行った」と言います。神様ではないので、この国で前回の調律から半年以上経ったピアノの調律が2時間以内で終わる訳がありません。どう考えても、「手抜き」です。値段も安いので仕方ないのかも知れませんが、それではわざわざアコースティック・ピアノを持つ意味がなくなってしまいます。
ピアノの平均律調律をきちんと行うには、「優れた絶対音感」と「音作りのセンス」が要求されます。残念ながら、ローカルの調律師さんにこれをクリアできる技術とセンスを持った人は、一人もいません。もっとも、普段から窓全開の屋外同然のもとに管理された「鉄琴のような湿気たピアノ」しか知らないローカルの調律師さんを責めても仕方ありませんが、この調律如何で特に小学生のお子さんの「音楽耳の形成」を大きく左右します。絶対音感は、小学生の時期に確立されてしまいます。
どうぞ、お子さんの耳のために、きちんとピアノを調律しましょう。
他のピアノ教室の生徒さんも、もちろん大歓迎です!!
調律のご案内
- 調律のご予約受付
毎週火曜、水曜、木曜、金曜の午前10時より午後1時の間 - 調律時間
平均2時間必要ですが、精度調律のため3時間見ておいてください - 対象の楽器
ヤマハ、カワイのアップライト、およびグランド・ピアノ - 料金
アップライト90ドル グランド 180ドル - 出張料
ウェスト 5ドル
シティ 20ドル
イースト 30ドル
なお、調律には万全を期して臨みますが、調律の腕に関わらず「弦」は切れるものです。特にこの国は熱帯雨林気候であるため、日本よりも2倍から3倍の速さで弦の錆びが進みます。下記の注意事項もご参照くださいませ。
注意事項
- 万が一、調律中に弦が切れてしまった場合は、弦の調達代金(30ドル)のみご負担ください。
後日行う弦の張替え作業料、張替えた弦の調律料、および出張料はいただきません。 - 弦全体が赤茶色に錆びが出てしまっているピアノは、間違いなく弦が切れてしまうため
調律が承れません。すべての弦の張替えが必要です。 - 2年以上調律をしていない、あるいは著しく音程が狂っているピアノの弦は、伸びた状態で
ピンに安定してしまっているため、ピンを締めても、すぐに癖の付いた伸びた場所に戻ろう
してしまいます。そのため、1回の調律では完成できません。
その場合、1ヶ月以内に2回目の調律を行ってください。この場合の調律代も同じ料金です。
お申込みは、下記SMS かメールにてどうぞ。
SMS 9222-7220
e-mail info@antoine.sg
それでは、ご予約をお待ちしております。