ペダルの踏み方はとても難しいです。まず、ここにアップライトとグランドの違いが出てきます。
 

まずはグランドの場合、大きく分けて次の2つのペダルがあります。右側の「ダンパー(Damper)」と左側の「ウナコルダ(Una Corda)」です。

  1. ダンパー: 弦を開放し、弦が振動したままの状態を保ちます。同時に同じキーの倍音が鳴ります。
  2. ウナコルダ:ハンマー・フェルトが弦に当たる位置をずらし、音色を変えます。音量は、底まで踏み込むと鍵盤ごとハンマーが右にずれて3弦から2弦に変わります(中・高音のみ)。

 

アップライトの場合、大きく分けて次の2つのペダルがあります。右側の「ダンパー(Damper)」と左側の「ソフト(Soft)」です。

  1. ダンパー: グランドと同様、弦を開放し、弦が振動したままの状態を保ちます。同時に同じキーの倍音が鳴ります。
  2. ソフト:   アップライトの場合、ハンマー打弦の位置を近くするだけなので、全体的に音量が下がりますが音色は変わりません。

 

右側のダンパー・ペダル場合、アップライトもグランドも仕組みは同じです。「クォーター」、「ハーフ」、「フル」の3段階に踏み分けます。

左側のペダルですが、グランドの場合は「ハーフ」、1、2、3と4段階くらいに踏み分けます。アップライトの場合は、「踏む」か「踏まない」かの違いだけです。

 

ペダルの踏み方にはテクニックがあります。まずは、「ばっこん、ばっこん」とペダリングの雑音を出さないことが大前提です。その次に、踏み分けた段階をキープする踏み方をマスターする必要があります。これには「テクニック」と「音を聞き分ける耳」が必要となってきます。詳しくは、レッスンの中でご説明しましょう!!

注)クラビノーバは、グランドど同様、ハーフペダルやウナコルダの一部の操作が可能です。キーボードの場合は、アップライトとほぼ同様の機能となります。