ピアノの演奏に右脳、左脳のどちらを使うのでしょうか?
1、右脳だけ
2、左脳だけ
3、右脳と左脳の両方を使う
答えは、3番の「両方を使う」が正解です。
でも、多くの生徒さんは恐らく「暗譜」が終ったらその曲は「おしまい!」と習っているのではないでしょうか?譜読みから片手練習、両手練習、暗譜に至るステップは左脳による機械的運動能力を使います。せっかくピアノ演奏という芸術を学んでいるのに暗譜で終了してしまうと、実は右脳を使わずに終ってしまいます。日本人の音楽性が問われるのはここにある、と私は考えています。
暗譜が出来たら、そこからが音楽です。「クロイツァー流」の歌う音楽の始まりです。ここから、やっと右脳を使うのです。音を極限まで研ぎ澄まします。フォルテッシモは伸びのある力強い音。でも叩きません。また、ピアニッシモはダイヤモンドのように透き通った音。これらのエッセンスを加えると、曲が見事に変わってきます。同じ人が弾いているとは思えないくらい変わります。
また、芸術の右脳に適したライティングは「電球色」です。蛍光灯から電球色にライティングを変えるだけでも、左脳から右脳に思考が切り替わります。どこかのお国の国営住宅から漏れてくる光は、ほとんど蛍光灯。金勘定には適しているでしょうが、、、。中〇系の国で芸術が発展しないのは、蛍光灯のせいではないでしょうか。
ピアノの練習は、どうぞ明るい「電球色」の灯りの下で!